24時間雨量が観測史上最多の埼玉 越谷 住民が後片付け

2日から3日朝かけての24時間の雨量が観測史上最多となった埼玉県越谷市では店舗や住宅の浸水の被害が相次ぎ、一夜明けて住民が後片づけを始めています。

気象庁によりますと、越谷市では3日午前6時10分までの24時間の雨量が260.5ミリと観測史上最多となりました。
市内の東武スカイツリーラインせんげん台駅前にある書店は2日の夕方から浸水して、一時は床から30センチほどまで水につかったということです。
店主の男性は「過去にも浸水があったので、店に泊まり込んで対応していました。日付が変わったくらいから、雨が強くなり停電も起きました。本が売り物にならなくなることを心配していましたが、ぎりぎりの高さで止まりました」と話していました。
また、駅から1キロほど離れた越谷市上間久里では午前8時すぎの時点でまだ道路の一部が冠水していて、住民が水に流されて散らばったゴミなどを片づけていました。
住民によりますと、一時は地面から40センチほどの高さまで水が上がったということで、床上まで浸水した店舗などもあります。
住宅が床下浸水した50代の女性は「きのう午後3時ごろ集中的に雨が降って、あっという間に道路が海のようになりました。とても怖くて、一晩中、寝つけませんでした。家の中まで水が来ることはありませんでした」と話していました。