神奈川 鎌倉市職員“「持続化給付金」不正受給”で懲戒免職

神奈川県鎌倉市の50代の職員が、新型コロナの影響で売り上げが落ち込んだ事業者に国から支給される「持続化給付金」を不正に受け取ったとして、懲戒免職処分を受けました。

懲戒免職処分を受けたのは、鎌倉市都市整備部の50代の男性職員です。
市によりますと、この職員は令和2年、新型コロナの影響で売り上げが落ち込んだ事業者に国から支給される「持続化給付金」を、個人事業主と偽って申請し、100万円を不正に受け取ったということです。
職員は全額、弁済したということで、ことし3月に詐欺の疑いで書類送検されたあと、不起訴になったということです。
市の聞き取りに対し、不正受給を認めたということで、市は1日付けで懲戒免職処分にしました。
鎌倉市の松尾崇市長は「市に対する信頼を著しく損ねてしまう事案を発生させてしまったことを、大変申し訳なく思います。信頼回復に向け、職員の意識改革、組織風土改革に努めてまいります」とコメントしています。