成田空港 国際線出国の空港施設使用料 最大350円値上げへ

エネルギー価格や物価の高騰を受け、成田空港会社は、国際線で出国する利用客から徴収する空港施設の使用料をことし9月から大人1人あたり最大350円値上げすることになりました。

成田空港では現在、第1か第2のターミナルから国際線で出国する場合、大人1人あたり旅客サービス施設使用料2130円と、旅客保安サービス料530円の、あわせて2660円を航空券の購入時に徴収しています。
成田空港会社によりますと、エネルギー価格や物価の高騰を受け、ことし9月からは、同様のケースで旅客サービス施設使用料を330円、旅客保安サービス料を20円、あわせて350円値上げし、3010円を徴収するということです。
また、乗り継ぎや、第3ターミナルからの出国などでも値上げされます。
成田空港会社が国際線の利用客から徴収する空港施設の使用料を値上げするのは、消費税の増税に伴うものを除くと初めてだということです。
成田空港会社は「企業努力だけでコストアップに対応するのは困難な状況となる見込みで、やむをえず料金改定を行う。引き続き、質の高いサービスと安全の実現のために努力していく」としています。