羽田空港 空港初の「電話リレーサービス」 実証実験始まる

聴覚や発話に困難がある人が手話などの通訳サービスを通して、電話での緊急の予約変更などができる「電話リレーサービス」の実証実験が羽田空港で始まりました。

「電話リレーサービス」は、聴覚や発話に困難がある人が、通訳オペレーターによる「手話」や「文字」などの同時通訳を通して行う双方向の電話サービスで、国内の空港では初めて29日から羽田空港で実証実験が始まりました。
スマートフォンが普及するなか、SNSなどを通して解決できることも多くなりましたが「急な予約変更や問い合わせといった電話でしか対応ができないことも多い」といった声もあったことから多くの人が利用する羽田空港で実証実験を行うことになったということです。
サービスは、第1ターミナルと第2ターミナルの案内カウンターに用意された専用のタブレット端末で「手話」や「文字」を選んで利用することができます。
実証実験を行う日本空港ビルデングの中西敦子CS推進室次長は「電話リレーサービスを必要とする人が、安心して電話にアクセスできる環境を提供していきたいです。サービスの認知度はまだまだ低いので羽田空港での実証実験をきっかけに、広く普及していってほしいです」と話していました。