G7会合前に男女共同参画などの学習成果発表 栃木 日光

来月、栃木県日光市で開催されるG7=主要7か国の「男女共同参画・女性活躍担当相会合」を前に、男女共同参画などについて学習や意見交換をしてきた栃木県内の中学生と高校生が、27日、その成果を発表しました。

成果の発表は、日光市で開かれた「こども未来サミット」という催しで行われました。
G7の「男女共同参画・女性活躍担当相会合」は来月24日と25日に日光市で開かれます。
これを前に、参加国への留学経験などがある栃木県内の中学生と高校生の12人が、性別に関係なく誰もが活躍できる社会の実現に向けた学習や意見交換を行ってきました。
発表の中でカナダに留学経験がある生徒は「カナダには、そもそも“イクメン”ということばはない」と話し、父親がイギリス人の生徒は「自分の家で男性が家事をするのは当たり前です」と述べました。
学習の成果を踏まえ立場や役割についての固定概念を取り払うことや、多様性を尊重する知識や経験を深めることなどを盛り込んだ「宣言書」がまとめられ、代表者が栃木県の福田知事に手渡しました。
「宣言書」を手渡した高校2年生の小林音璃さんは「宣言書はチームで作り上げたものなので少しでも世の中が変わればいいなと思います」と話していました。