神奈川 海老名市 マイナンバー公金受取口座を別の人に登録

国の給付金などを受け取ることができる「公金受取口座」をマイナンバーにひも付ける際に、誤って別人のものに登録されるトラブルが全国で相次いでいるなか、神奈川県の海老名市でも誤った登録が1件あったことが分かりました。

公金受取口座をひも付ける際に、別人のマイナンバーに登録されてしまうトラブルについて、デジタル庁は全国14の自治体で、あわせて20件に上るとしています。
海老名市は26日、このうち1件について今月18日、70代の男性が市の窓口で公金受取口座を登録しようとした際に起きていたと発表しました。
市によりますと、男性が口座情報が分かるものを持ち合わせていなかったため、いったん登録を中断しましたが、ログアウトをしなかったため、このあと手続きに訪れた別の女性が、そのまま口座情報を登録してしまったということです。
男性が翌日窓口を訪れた際に女性の口座が登録されていたことが分かったということで、市は修正するとともに2人に謝罪しました。
給付金の振り込みなどはありませんでした。
市によりますと、総務省からは「ログインの名前と別の口座名義だった場合は、登録できない」と聞いていたということです。
海老名市は「関係した市民に改めておわび申し上げます。今後はサポート担当者が正しい登録内容を確認するとともに、ログアウトをして初期画面に戻すなど、再発防止を図っていきます」としています。