立てこもり事件 容疑者を知る住民は

避難所で一夜を過ごした現場近くに住む60代の男性は「きのうは自宅にいたら救急車の音が聞こえて何かあったなと思っていたら、警察官がたくさん来た。容疑者が中野市議会の議長の息子だと聞いてびっくりした」と話していました。
議長の息子とは去年、話をしたことがあるということで、「議長の家を訪ねた際に息子と話したが、普通に接してもらったし、家族の仲も悪いようには感じなかった。息子は父親と一緒に果樹農家をしていたと聞いている」と話していました。

殺人の疑いで逮捕された青木政憲容疑者について現場近くに住む男性は「幼い頃は活発な印象だったが、大人になるにつれてあいさつも少なくなり、しゃべらなくなったので心配していた。ただ、外から見ている限りでは、家族の間でトラブルがあったようには見えず、仕事も普通にしている様子だった」と話していました。
男性によりますと、容疑者が数年前に猟銃の免許を取ったと聞いていたということで、「このような場所でこうした事件が起きてショックです。亡くなった4人の方のご冥福をお祈りしたい」と話していました。