市川猿之助さん 警視庁が事情聴く 詳しいいきさつを調べ

市川猿之助さん 警視庁が事情聴く 詳しいいきさつを調べ

今月、自宅で両親とともに倒れているのが見つかった歌舞伎俳優の市川猿之助さんから、24日警視庁が事情を聴いたことが捜査関係者への取材で分かりました。
猿之助さんは当初、「3人で、死んで生まれ変わろうと話し合った」という趣旨の説明をしていて、警視庁が詳しいいきさつを調べています。

今月18日、歌舞伎俳優の市川猿之助さん(47)と父親の市川段四郎さん(76)、それに75歳の母親の3人が東京・目黒区の自宅で倒れているのをマネージャーが発見し、その後、両親の死亡が確認されました。
警視庁によりますと、段四郎さんと母親は、自宅2階のリビングの床に布団がかけられた状態であおむけに倒れていて、前日から当日にかけて向精神薬中毒で死亡した疑いがあるということです。
猿之助さんは2人とは別の地下の部屋で発見され、病院に搬送されましたが、当時、警視庁に対し「3人で、死んで生まれ変わろうと話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」という趣旨の説明をしていたことが分かっています。
猿之助さんは現在、都内の別の病院に入院していて、警視庁が24日、都内の警察の施設で本人から事情を聴いたことが捜査関係者への取材で分かりました。
猿之助さんは病院へ搬送された当日、警視庁に対し「両親が死亡したのを見て、地下の部屋に行き、自分も死のうとした。意識がもうろうとして気付いたら病院にいた」という趣旨の説明をしていたということで、警視庁はさらに詳しいいきさつなどを調べることにしています。