日本画家 野生司香雪の仏教画などを集めた展示会 長野

長野県を拠点に活動した日本画家、野生司香雪の仏教画などを集めた展示会が長野市で開かれています。

戦中から戦後にかけて長野県を拠点に活動した野生司香雪は、長野市にある善光寺の雲上殿の壁画を手がけたことでも知られる日本画家です。
長野市仏教会が企画した展示会には、野生司が昭和8年からインドの寺で描いた壁画の下絵など、およそ40点が展示されています。
このうち、「降誕」という作品は、誕生したばかりの釈迦がすぐに7歩歩いたという言い伝えをもとに描かれました。
また、「降魔成道」という作品は、釈迦が悟りを開いたときの様子を描いています。
このほか、釈迦が亡くなり弟子などが悲しんでいる様子を表現した「涅槃」などの作品も展示されています。
長野市仏教会の新津英明会長は「おしゃかさまの一生がわかる展示になっています。多くの方に見てもらい仏教について知ってほしいです」と話していました。
この展示会は、21日まで長野市の北野カルチュラルセンターで開かれています。