4年ぶりの神田祭 みこしや伝統装束の人たちが都心を練り歩く

新型コロナの影響で4年ぶりとなった江戸三大祭りの「神田祭」。
13日はみこしや山車とともに伝統の装束を着た人たちが都心を練り歩き、沿道には多くの人が集まっています。

「神田祭」は、東京・千代田区にある神田明神が2年に1度行っていますが、新型コロナの影響でおととしは中止され、ことしは4年ぶりとなります。
3日目の13日は主要な行事の1つ、「神幸祭」が行われていて、13日午前8時ごろ、神田明神で行われた儀式では江戸時代の火消し文化の保存に取り組む「江戸消防記念会」の人たちが「木遣り」と呼ばれる唄を高らかに唄いあげました。
そのあと、「鳳輦(ほうれん)」と呼ばれる大きなみこしを中心に、伝統の装束を身にまとった人たちが行列をなして神社を出発し、街を練り歩きました。
大手町の沿道では4年ぶりの祭りを見ようと多くの人が集まって、写真を撮るなどしていました。
70代の女性は、「こんなに立派だと思わず感激しました」と話していました。
近くに住む親子は「娘と一緒に見られて良かったです。4年ぶりの開催で街が元気になったのを感じてうれしいです」と話していました。
行列は13日、秋葉原など、都心のおよそ30キロを練り歩くことになっています。
神田祭は17日まで行われます。