東京 足立区 西新井駅で缶破裂 40代の男の身柄確保

8日夕方、東京・足立区にある、東武スカイツリーラインの西新井駅で券売機の近くに置かれていた缶が突然、破裂し、女性がけがをした事件で、警視庁は外国籍とみられる40代の男の身柄を確保しました。
防犯カメラの映像などから現場に缶を置いて立ち去る男の姿が確認されていて、警視庁は詳しく事情を聴いています。

8日午後4時前、足立区にある東武スカイツリーラインの西新井駅の駅員から「パンと爆発音がして、缶が割れている」と警視庁に通報がありました。
警察官が現場に駆けつけたところ、券売機の近くに置かれていた缶が破裂した状態で見つかり、利用客の20代の女性が額や体にけがをしたということです。
警視庁によりますと、「体にかかった液体が熱い」と話していて、女性を介抱した20代の女性駅員も手に痛みを訴えているということです。
破裂したのはコーヒーの缶で、複数の穴があいていたほか、防犯カメラの映像などから、破裂の数分前に男が缶を置いて立ち去るのが確認され、警視庁が行方を捜査していましたが、午後6時すぎに外国籍とみられる49歳の男の身柄を確保したということです。
「中に入っているのはコーヒーではない」と話していて、警視庁は、男からさらに詳しく事情を聴くとともに、缶を回収して液体の成分を調べることにしています。