3年前に亡くなったC.W.ニコルさんの追悼式 長野 信濃町
3年前に亡くなったイギリス出身の作家で、環境保護活動家のC.W.ニコルさんの追悼式が26日、生前に住居を構えた長野県信濃町で行われました。
C.W.ニコルさんは、イギリス・ウェールズの出身で、日本の文化や自然にあこがれて、1980年代から信濃町の黒姫高原に移住し執筆活動に入りました。
そして近所の荒れ果てた里山を購入し「アファンの森」と名付け森の再生活動に取り組むなど、環境保護活動家としても活躍しましたが、2020年4月3日に79歳で亡くなりました。
26日はニコルさんが亡くなってからの3年間、コロナ禍で見送られてきた追悼式が初めて信濃町で開かれ、関係者およそ100人が出席しました。
はじめに、「C.W.ニコル・アファンの森財団」の森田いづみ理事長が「ニコルがここにいれば、みなさんに、『長い間、僕を支えてくれてありがとう』と話すと思います。今後もニコルの志を伝えていきたいです」とあいさつしました。
続いて、ニコルさんと親交があった歌手の加藤登紀子さんが歌を捧げました。
このあと、訪れた人たちはアファンの森で摘み取られた花を献花台に手向けて、黒姫の美しい自然を愛したニコルさんをしのんでいました。