エスカレーターは止まって乗る 障害者が呼びかけ 埼玉 新座
新年度が始まって新たに駅を利用する人が増える時期にあわせて、21日、埼玉県新座市で体に障害のある人たちが駅の利用者に対し、エスカレーターには立ち止まって乗るよう呼びかけました。
21日は、障害者団体のメンバーなど20人余りが、東武東上線の志木駅前に集まりました。
そして、駅を利用する人たちに「エスカレーターを歩くのみんなでやめませんか」などと書かれたチラシを配って、協力を呼びかけました。
埼玉県ではおととし、エスカレーターに立ち止まって乗るよう求める条例が全国で初めて施行され、新年度が始まって新たに駅を利用する人が増えるこの時期に改めて注意を呼びかけることにしたということです。
左半身にまひがあり、エスカレーターの右側に立って手すりにつかまるという後藤千佳子さん(63)は、「後ろに歩いて人が近づくとぶつかりそうで怖い。お年寄りも子どもも障害者もみんなが危険なく生きていける社会になってほしい」と話していました。