ChatGPTを茨城県公認バーチャルユーチューバーに

茨城県は、AIとの対話ソフト「ChatGPT」をバーチャルユーチューバー「茨ひより」に組み込み、バーチャルユーチューバーとの対話を楽しんでもらいながら、県の魅力をPRする取り組みを試験的に始めました。

AIとの対話ソフト「ChatGPT」をめぐっては、政府や自治体で業務に活用する動きが相次いでいますが、茨城県は、県の魅力のPRに活用できないか探るため試験的に取り組みを始めました。
具体的には、動画サイトなどで県の観光や特産の紹介をしているバーチャルユーチューバー「茨ひより」に「ChatGPT」などを組み込み、人が話しかけると、合成音声で応答するシステムを開発しました。
県が動画投稿サイトに公開した動画では、画面のなかの「茨ひより」が、キャスターの檜山沙耶さんの問いかけに答えて、「ごじゃっぺ」など茨城弁を話したり、好きな食べ物として県の名物の干しいもやクリを挙げたりしています。
AIを自治体公認のバーチャルユーチューバーに組み合わせる取り組みは全国で初めてだということで、今月末に千葉県で開かれるイベントにブースを設けて、来場者に「茨ひより」と自由に会話をしてもらうことにしています。
そのうえで、県のPRに本格的に活用できるか情報の正確さや効果を検証するということです。
茨城県のプロモーションチームは「最先端技術をいち早く取り入れる県としてイメージアップにつながるよう可能な限り活用していきたい」としています。