「学童保育」量と質の確保など話し合うシンポジウム

共働き家庭の増加で、ニーズが高まる「学童保育」の量と質の確保などについて話し合うシンポジウムが都内で開かれました。

このシンポジウムは、先月発足した「民間学童保育協会」が主催し、遠藤奈央子代表理事が「民間学童はニーズがあり、広がりを見せている。業界団体として、第三者から見ても分かるように品質を担保していくのが使命だと思う」と述べました。
このあとのパネルディスカッションでは、小学6年生の子どもがいる自営業の母親が「保育園から小学校に上がった時に一番感じた不安が、1人で過ごす時間が長くなることだった」と振り返り、「子どもが笑顔で過ごすことができる場所が必要だ」などと訴えていました。
学童保育は、そのニーズの高まりに、量が追いつかず、待機児童は、去年5月時点で、全国で1万5000人余りとなっているほか、質の確保も課題となっています。
遠藤代表理事は「子どもたちに学童保育を“第二の家”と感じてもらえるよう豊かな放課後の場を提供し、保護者の多様な働き方を支援していきたい」と話していました。