卵不足続く 外食チェーンで卵使ったメニューの休止広がる

鳥インフルエンザの感染拡大で卵の供給が不足していることから外食チェーンの間では、卵を使ったメニューの休止や変更の動きが一段と広がっています。

このうち、ファミリーレストランの「ガスト」が今月13日からオムライスの販売を休止したほか、全国で喫茶店を展開する「コメダ珈琲店」は今月10日、エッグサンドなど卵を使った一部の商品を提供できない場合があると発表しました。
また、ハンバーグレストランの「びっくりドンキー」は、首都圏など1都7県の60店舗で、朝の時間帯に提供している目玉焼きとトーストなどのセットや卵かけご飯など、一部のメニューの販売を先月30日から休止し、トーストセットのゆで卵をポテトサラダに変更しました。
さらに牛丼チェーン大手の吉野家は期間限定で親子丼の販売を検討していましたが、卵の供給が少ないことを理由に販売を見送り、卵を使わない別のメニューとして今月17日から焼き鳥丼を販売します。
民間の信用調査会社、帝国データバンクによりますと、上場している外食大手100社のうち、卵を使ったメニューを休止した企業は、今月5日時点で少なくとも28社にのぼり、1か月前より10社増えて、全体のおよそ3割に拡大しています。
鳥インフルエンザの感染拡大による卵の供給不足の影響が一段と広がっています。