勾留中の19歳の容疑者が死亡 警視庁 高島平警察署

板橋区にある高島平警察署に勾留されていた19歳の容疑者が16日朝早く死亡しました。
容疑者は持病があり、14日に体調を崩し16日昼ごろ病院で診察を受ける予定だったということで、警視庁が詳しい経緯を調べています。

警視庁によりますと、16日午前5時前、板橋区にある高島平警察署で、今月13日に大麻取締法違反の疑いで逮捕された19歳の容疑者が留置場の布団の中で動かなくなっていることに担当の警察官が気づきました。
その後、病院に搬送されましたが、16日午前6時すぎに死亡が確認されました。
死因は病死とみられます。
容疑者には持病があり、逮捕翌日の14日から吐き気や発熱の症状がありましたが、薬を所持していなかったということです。
警察署は、持病に対応できる病院を探していましたが14日と15日は見つからず、16日の昼ごろ、診察を受けさせる予定だったということです。
警察署の担当者は容疑者のかかりつけの病院から「持病が急激に悪化することはないと思う」などと説明を受けていたということで、警視庁は対応が適切だったか詳しい経緯を調べています。
高島平警察署の高橋季樹署長は「現在、原因を確認中ですが亡くなられたかたには心からご冥福をお祈りします。今後とも適正な留置管理に努めて参ります」とコメントしています。