東京 築地本願寺でしゃかの誕生を祝う催し 稚児行列も

東京の築地本願寺でしゃかの誕生を祝う催しが開かれ、大勢が見守る中、色鮮やかな衣装を着た稚児行列が行われました。

東京・中央区の築地本願寺では、しゃかの誕生日とされる4月8日の前後に「はなまつり」という生誕を祝う催しを開いています。
この中では、華道の未生流笹岡の家元笹岡隆甫さんが、仏教とかかわりが強いはすの花にちなみ、もくれんとすいれんの花を供えました。
また本堂ではしゃかが生まれたときに甘い雨が降ったという言い伝えにちなんで、訪れた人たちが雨に見立てた甘茶をひしゃくを使って高さ20センチほどのしゃかの像にかけていました。
催しでは稚児行列も行われ、色鮮やかな衣装をまとった150人ほどの子どもたちが、しゃかの母親に舞い降りたとされる白い象の模型とともに境内を練り歩き、訪れた大勢の人たちを楽しませていました。
稚児行列に参加することになった小学2年生の父親は、「楽しみにしていました。おしゃか様にあやかって子どもの健康とこれからも健やかな成長を願いました」と話していました。