発達障害で大人の相談相次ぐ 東京都が18歳以上の窓口新設

発達障害について、大人からの相談が相次いでいるとして、東京都発達障害者支援センターは、18歳以上の専門の相談窓口を新たに設けて対応にあたっています。

都は、都内の発達障害のある人や家族からの相談を受け付ける「東京都発達障害者支援センター」を平成15年から設けています。
センターは、発達障害のある子どもを念頭に対応にあたってきましたが、都によりますと、ここ10年ほど、18歳以上の人からの相談が毎年1000件以上寄せられ、全体の半数を超える状況が続いているということです。
このため、都はことし1月から、18歳以上の専門の相談窓口を新たに設けました。
都から委託を受けた精神医療の研究機関が運営にあたり、電話やメールで受け付けたあと、対面での相談を行っているということです。
都の担当者は「近年『大人の発達障害』の相談が多くなっているが、適切な支援につなげることができるので、困ったことがあれば利用してほしい」としています。
電話番号は03−6902−2082で、平日の午前9時から午後5時まで受け付けています。