仙石原で春告げるすすきの山焼き 神奈川 箱根町
すすきの名所として知られる神奈川県箱根町の仙石原で春の訪れを告げる「山焼き」が行われました。
「山焼き」は、新しい芽が出るのを促すため枯れているすすきを焼き払うもので、毎年この時期に行われています。
16日は、消防や町の職員などおよそ200人が見守るなか、消防団員らが火を放つと、風に乗って乾燥したすすきに燃え広がり、大量の煙を出しながら草原を真っ黒に変えていきました。
多くの観光客も訪れていて、写真撮影をしていた神奈川県茅ヶ崎市の70代の男性は、「熱さを感じてすごい迫力でした。写真の出来上がりを見るのが楽しみです」と話していました。
山焼きの実行委員会の市川毅委員長は「『山焼き』をすると箱根に春が来たなと思います。すすきがきれいに成長して多くの人が訪れることを期待したいです」と話していました。
仙石原の草原では5月になるとすすきが芽吹き始め、秋には黄金色のすすきを見ることができるということです。