マスク着用 個人の判断に 都内の鉄道の利用者は
13日から新型コロナウイルス対策としてのマスクの着用が個人の判断に委ねられましたが、13日午前、都内の駅では列車の利用客の多くがマスクを着用している姿が見られるところもありました。
このうち京王線の府中駅では、13日午前9時前の比較的混み合う通勤時間帯の上りの列車では多くの利用客がマスクを着用していました。
駅のホームではマスクを外している人もいましたが、列車に乗るとマスクを着用する人の姿が目立ちました。
このあと午前10時すぎになると、列車内の混雑が緩和され、空席も見られるようになりましたが依然としてマスクを着用する人が多く見られました。
鉄道業界では、マスクの着用などの対応は各事業者に任される形となり、京王電鉄では13日からマスクの着用や、会話を控えめにするよう呼びかける対応を行わないことにしています。
一方、時差通勤の呼びかけなどの感染対策は続けることにしています。
列車を利用した40代の公務員は「朝の列車など人が密集している場所ではマスクの着用を続けると思います。1つの車両に数人しか乗ってなく、間隔があいている時は外してもいいかなと思っています」と話していました。
20代の会社員は「3年余り続けた新型コロナ対策も変わっていく時期だと思うし、きょうから個人判断となったのでマスクを外すことにしました。ただ、列車内で着用していない人はほとんどいなかったうえ、人目も気になるので、抵抗感がありました」と話していました。