エスカレーター立ち止まり 高校生が考えたアイデアコンテスト

エスカレーターに立ち止まって乗ってもらうにはどうすればいいか、高校生がアイデアを披露する発表会が都内の大学で開かれました。

エスカレーターをめぐっては、鉄道各社が歩かずに立ち止まって乗るよう呼びかけているほか、埼玉県は、立ち止まることを求める条例を施行していて、8日は、東京・文京区の文京学院大学で首都圏の高校生が考えたアイデアのコンテストが行われました。
10組25人がアイデアを発表し、生徒たちはエスカレーター乗り場に、「パンとごはんどっちが好き?」など2択の質問を記し、選んだ答えで左右に分かれて乗る案や、足跡のマークを描いてみんなが立ち止まって並んで乗ると音楽が流れる案など、ユニークなアイデアを発表していました。
最優秀賞を受賞した高校2年の女子生徒は、「考えてきたアイデアを出せてうれしいです。周りの人に正しい乗り方を伝えていきたいです」と話していました。
エスカレーターの安全な乗り方を研究している文京学院大学の新田都志子教授は、「若い世代はエスカレーターで歩く割合が高いという調査結果もある。両側に立ち止まって乗ることが少しずつ浸透してほしい」と話していました。