ロシアのウクライナ侵攻から1年 避難者などが平和への祈り
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって24日で1年になるなか、東京・港区の教会ではウクライナからの避難者などが集まり、平和への祈りをささげました。
東京・港区の教会では24日、ウクライナ正教会の呼びかけで日本に避難してきた人やウクライナ出身の人などおよそ50人が集まりました。
このなかで、ウクライナ出身のカテリーナ・グジーさんが「早く平和で安全な空になりますように」と話したあと、バンドゥーラという伝統の楽器を弾きながらウクライナ民謡や「翼をください」を歌いました。
最後には、参加者全員で賛美歌を歌ったあと、司祭がウクライナ語で「ウクライナに栄光あれ」と呼びかけていました。
マリウポリから避難している51歳の女性は「75歳だった私の母親は軍事侵攻で持病が悪化して亡くなりました。ただただウクライナの勝利を信じています」と話していました。
また、日本に20年以上住んでいるウクライナ出身の51歳の女性は「それぞれ命や家族、希望や人生の計画があったけれど軍事侵攻ですべてが止まりました。ウクライナの人々が自由と独立を愛していることを日本の人にわかってほしい」と話していました。
ウクライナ正教会のポール・コロルーク司祭は「日本の人には1分でも2分でもいいので毎日、ウクライナのことを考え、祈ってほしい」と話していました。