多様性尊重する社会の実現に向け有志の知事が緊急共同声明
多様性を尊重する社会の実現に向けて全国の有志の知事が集まり、実現に向けて必要な取り組みをまとめた緊急の共同声明を発表しました。
国会では、同性婚への差別的な発言で総理大臣秘書官が更迭されたことをきっかけに、LGBTの人たちに対する理解を増進するための議員立法などをめぐる議論が活発化しています。
こうした中、20日千葉県や茨城県など全国の有志の知事が会見を開き、性別や性的指向、性自認などの違いに関わらずに多様性を尊重しひとりひとりが活躍できる社会の実現が重要だとする緊急の共同声明を発表しました。
声明には23の県知事が参加し、各自治体が、これまで以上に多様性を尊重する大切さを周知・啓発することや、誰もが活躍できる社会の実現に向けて、政府や国会を後押しすることなどが盛り込まれています。
会見で千葉県の熊谷知事は「多様性の尊重の重要性が関心を集めているタイミングに力強いメッセージを出すことが大切だ。日本が多様性を尊重する社会となり、活力に満ちていくことを願っている」と話していました。