保育所からおむつ持ち帰りなくす 子育て世帯負担軽減へ 多摩
東京・多摩市は子育て世帯の負担軽減のため、これまで保育所などから保護者が持ち帰っていたおむつを市が処分費用を補助することで持ち帰りをなくし保育所などで処分することにしています。
多摩市によりますと、市内では半数以上の保育所やこども園で、使用済みのおむつを子どもの体調確認といった理由で保護者が持ち帰っています。
しかし、保護者からは「持ち帰るのは不衛生で帰宅途中に買い物にいけない」といった声があったことなどから子育て世帯の負担軽減のため、市が処分費用を補助することでことし4月から持ち帰りをなくし保育所などで処分する方針です。
対象は市内の保育所やこども園合わせて42の施設で、市は新たに必要となるおよそ600万円を新年度予算案に盛り込むことにしています。
使用済みのおむつの処分をめぐっては、先月、厚生労働省が保護者が持ち帰るのではなく保育所での処分を推奨したうえで、補助金で保育所のごみ箱なども購入できると全国の自治体に通知しています。