東京 世田谷区 区立小中学校の給食費 4月から無償化の方針
東京都内で給食費の無償化方針を打ち出す自治体が相次ぐなか、東京23区で最も人口が多い世田谷区でも、保護者の負担を軽減するため、新年度、区立の小中学校で給食費を無償化する方針です。
学校給食費をめぐっては、葛飾区や中央区、品川区など都内の自治体で無償化する方針を打ち出す自治体が相次いでいます。
こうしたなか、東京23区で最も人口が多い世田谷区も、物価やエネルギー価格の高騰が区民の生活に多大な影響を及ぼしているとして、保護者の負担を軽減するため、ことし4月から学校給食費を全額公費で負担し、無償化する方針を発表しました。
区内に90ある区立小中学校の児童・生徒、およそ5万人が対象で、区は無償化に必要となる費用、およそ26億5900万円を新年度予算案に計上しました。
世田谷区は「少子化が深刻だという認識のもと、子育て支援を充実させる。できるかぎりの負担軽減を行っていきたい」としています。