東京 荒川区 小中学校の給食費無償化 幼稚園は無償給食開始

東京・荒川区は保護者の負担軽減を図るためことし4月から区立の小中学校で給食費を無償化するとともに、これまで弁当の持参が必要だった区立の幼稚園で無償の給食を始める方針です。
荒川区は、物価高騰に直面する保護者への負担軽減として34ある区内の小中学校の児童・生徒およそ1万3000人の対象にことし4月から学校給食の無償化を実施する方針です。
区では学校給食の無償化のため必要となる新年度予算案に7億5000万円余りを計上しました。
一方、これまで弁当の持参が必要だった8つある区立の幼稚園で弁当方式の無償の給食を始める方針で、区は、これに必要となる2500万円余りを新年度予算案に計上しました。
都内では新年度予算案などで給食費の無償化方針を示す自治体が相次いでいて、荒川区は「周辺の区も給食費を無償化するなかで、子育て世帯の負担を軽減することが大事だと考えて予算に計上した」としています。