「日本国際賞」に光通信システム実用化の中沢正隆博士ら4人

科学技術の分野ですぐれた業績をあげた研究者に贈られる「日本国際賞」の受賞者が発表され、インターネット社会を支える光通信システムの実現に貢献した東北大学の中沢正隆卓越教授と情報通信研究機構の萩本和男主席研究員ら4人が選ばれました。

「日本国際賞」は、国際科学技術財団が科学技術の分野で人類の平和と繁栄に貢献するすぐれた業績をあげた研究者に毎年、贈っています。
ことしは「エレクトロニクス、情報、通信」の分野で東北大学の中沢正隆卓越教授と情報通信研究機構の萩本和男主席研究員の2人が受賞しました。
2人は、光を使って大容量のデータを遠くまで送る際に欠かせない小型で高い効率の光の増幅器を開発し、大陸を結ぶ海底ケーブルに採用されるなど、インターネット社会を支える基幹技術となった光通信システムの実用化に貢献しました。
会見で中沢卓越教授は「自分の興味や情熱に強い意思を持って、研究を続けたことが結果につながりました」と話していました。
また、萩本主席研究員は「当時は役に立たない研究だと言う人も多くいましたが、それを気にせずに自分の理想を追求したことがよかったと思います」と話していました。
このほか、「生命科学」の分野では光を使って特定の神経細胞の働きを明らかにする手法を開発したイギリス・オックスフォード大学のゲロ・ミーゼンベック教授とアメリカ・スタンフォード大学のカール・ダイセロス教授が受賞しました。
「日本国際賞」の授賞式は4月13日に行われる予定です。