中学生がアイデア出した菜の花使った料理の試食会 千葉 鴨川
温暖な気候で今月から菜の花が咲き始め、ひと足早い春を感じられる千葉県鴨川市で、中学生がアイデアを出した菜の花を使った新しい料理の試食会が行われました。
鴨川市の観光協会はこの冬、市内の飲食店で菜の花を使った新しい料理を観光客向けに提供しようと、地元の鴨川中学校の生徒からアイデアを募集して2種類のメニューを決めました。
27日は、アイデアを寄せた生徒たちに料理を食べてもらおうと、試食会が行われました。
新しい料理は、房総半島の沿岸地域の郷土料理として知られる「なめろう」をアレンジし菜の花のあえ物を乗せたものと、生地に菜の花を練り込み、チーズなどを使ったパスタの2品です。
生徒たちは、自分たちのアイデアが生かされた料理をおいしそうに味わっていました。
3年生の男子生徒は「菜の花の食感が伝わってきておいしい。自分が考えた商品を食べられてすごくうれしい」と話していました。
また3年生の女子生徒は「菜の花は苦味があるイメージがあったが、苦味が消えておいしかった」と話していました。
鴨川市観光協会の永井照久さんは「中学生が、『鴨川にはこんなおいしい食材がある』と言えるような大人になってくれたらうれしい」と話していました。