東海道新幹線 運転再開も大幅な遅れ続く

JR東海によりますと、東海道新幹線は停電のため全線で運転を見合わせていましたが、午後5時に運転を再開しました。

全線で一時運転を見合わせていた東海道新幹線は、午後5時に運転を再開しましたが、大幅な遅れが出ています。
JR東海によりますと、東海道新幹線は午後1時ごろ愛知県安城市古井町で架線に異常が起き、停電した影響で一時東京駅と新大阪駅間の全線で運転を見合わせました。
復旧作業を進めた結果、午後5時に運転を再開しましたが、一部区間では運転の見合わせがおよそ4時間におよび、各地の駅は再開を待つ人などで混雑しました。
このうち名古屋駅は改札付近など中央のコンコースに人があふれ、駅の入り口付近で運転再開を待つ人もいました。
JR東海によりますと、運転は再開されたものの、東海道新幹線は大幅な遅れが続いていて、ダイヤが正常に戻るメドはたっていないということです。
JR東京駅では東海道新幹線の運転が再開され乗客からは安堵の声も聞かれる一方、改札前の窓口では運休になった列車から別の列車に切符を買い替える大勢の人たちで混雑しています。
このうち、都内でコンサートを観るために名古屋市から訪れていた高校3年生の女子生徒は「運転が再開されたというアナウンスを聞いて、『やっと家に帰れる』と安心しましたが、もともと乗る予定だった新幹線が運休になってしまいました。乗車時間を変更するため別の列車の切符に買い替えなくてはなりませんが窓口がとても混んでいて、いつになったら帰れるのかわかりません」と話していました。
また、出張から大阪方面に帰る途中だという30代の会社員は、「午後3時の新幹線に乗る予定でしたが運休になってしまい、まだ乗れる新幹線を見つけられていません。明日も仕事なので、なんとかして今日中には帰りたいです」と話していました。