新潟 保育施設で長時間叱責や布団巻きつけ 再発防止を指導へ
新潟市にある認可外保育施設でことし5月から6月にかけて、子育て支援員が1人の子どもを長時間にわたって叱ったり体に布団を巻きつけたりしていたことが分かり、新潟市は不適切な行為だったとして再発防止を指導する方針です。
新潟市によりますと、新潟市中央区にある認可外保育施設「都市型保育園ポポラー新潟東中通園」でことし5月から6月にかけて、子育て支援員が1人の子どもを長時間にわたって叱ったり体に布団を巻きつけたりしていたということです。
保護者からの連絡を受けて市がことし10月に立ち入り調査を行ったところ、施設側は事実関係を認めたということです。
市は、一連の行為は不適切だったとして、施設に対し、再発防止を指導する方針です。
施設側は今月に入って保護者向けの説明会を開きました。
また、新潟市によりますと、保育の業務から外れたこの子育て支援員はすでに退職したということです。
新潟市保育課の浅間孝之課長は「あってはならないことで非常に残念だ。二度と同じようなことが起きないよう全容を解明ししっかり指導したい」と話しています。
新潟市には、静岡県裾野市の保育園で元保育士3人が園児に暴行したとして逮捕された事件のあと、今回の施設とは別の施設でも不適切な行為を指摘する声が複数、寄せられていて、市が調査を進めています。