不適切保育防止へ 保育士がみずからの言動を見直す研修会
静岡県の保育園で元保育士が園児への暴行の疑いで逮捕されるなど、不適切な保育が相次ぐなか、さいたま市の保育園で保育士がみずからの言動を見直す研修会が開かれました。
この研修会は、不適切な保育が行われていないか再点検を求める国の通知を受けてさいたま市南区の保育園が行ったものです。
保育士たちは園が新たに作成した「セルフチェックリスト」に基づいて、子どもたちとの関わりやことばづかいについて、みずからの言動を振り返り、改善点などについて意見を出し合いました。
保育士たちからは「実際に罰は与えていないが、罰を与えるようなほのめかしをしてしまった」といった反省点が上がり、改めてことばづかいや声のトーンに気をつけることなどを確認していました。
参加した保育士は「自分の保育の内容について見直すことができていい機会だった」と話していました。
南浦和たいよう保育園の海田英彦園長は「不適切な保育は、自分でチェックしないなかで、生じるものだと思うので、定期的にチェックできる機会や保育士が気軽に語れる場をつくっていきたい」と話していました。