高校生が教室の断熱化作業 環境問題への取り組み 長野 上田
気候変動対策や環境問題に取り組んでいる長野県上田市の高校生が、ストーブの使用を減らして二酸化炭素の削減につなげようと、教室の天井裏に断熱材を施す作業を行いました。
これは、気候変動対策や環境問題に関心をもっている上田高校の生徒たちが、去年から始めたプロジェクトです。
教室の保温効果を高めてストーブの使用を減らすことで、二酸化炭素の排出削減につなげようというもので11日は、呼びかけに応じた市内のほかの高校の生徒と一緒に天井裏に断熱材を施す作業を行いました。
生徒たちは、建設業者などに指導を受けながら、厚さ20センチほどの断熱材を隙間ができないように敷き詰めていました。
プロジェクトのメンバーは、断熱材のある教室と無い教室の温度の違いを調べて、その結果をもとに、ほかの生徒にも温暖化対策への協力を呼びかけることにしています。
参加した女子生徒は「難しいことはできないかもしれませんが、電気をこまめに消すなど、自分でもできる温暖化対策をしてきたいです」と話していました。
プロジェクトの代表を務める上田高校2年生の桑田彩芭さんは「自分たちで作業をすることで意識の向上につながると思いました。いろいろな人にも環境問題に関心をもってもらいたいです」と話していました。