電動キックボード 安全に乗るには 導入に向けた実証実験

電動キックボードは通勤や観光などに活用できる手軽な移動手段として、全国の自治体で導入に向けた実証実験が進められています。

都内でも、すでに実証実験が行われていて、このうち八王子市の南大沢地区では東京都や地元企業などでつくる協議会が今月25日から、駅前など11か所に専用ポートを設けて30台の電動キックボードを貸し出す実証実験を行っています。
これにあわせて南大沢駅前では、シェアリング事業者による試乗会も行われていて、参加した人はアクセルやブレーキのかけ方の指導を受けながら体験していました。
この事業者が貸し出しているキックボードは最高時速15キロで、ナンバープレートや方向指示器などが備えられています。
また、安全対策としてGPSが使われていて、繁華街や学校などの人通りが多い場所に入ると、遠隔でアクセルを制御して、減速するようになっているということです。
体験した男子大学生は「乗る前は危険運転のイメージもあったが、加速が良くて、坂があるところでは便利ではないかと感じた」と話していました。
近くに住む72歳の男性は「危ない乗り方をしている人もいるので怖いです。ただ、思ったより乗りやすくルールを守れば、使う人は多いのではないか」と話していました。
電動キックボードは、ことしに入って死亡事故が起きるなど、安全面の課題が指摘されていて、試乗会を行ったBIRDの宮内秀明社長は「ルールを知らない状態で乗ると危険な乗り物になり得ると思う。試乗会などを通じて、1人でも多くの人に走って良い場所などのルールを伝えていきたい」と話していました。