“縄文時代の納豆”再現研究で試食 帝京大などのグループ
日本の納豆がいつから存在していたかをつきとめようと帝京大学などのグループが縄文時代から食べられていたとされる野生のマメや植物を使って納豆を作る研究を行い、24日実際に試食が行われました。
この研究は山梨県笛吹市にある帝京大学文化財研究所の中山誠二客員教授らのグループが行っているものです。
縄文時代の土器には大豆の原種とされる「ツルマメ」が保存されていた痕跡が残されていて、納豆のようにマメを発酵させた食品が縄文時代からあった可能性も指摘されています。
グループでは周辺から採取してきた「ツルマメ」を煮込み、土器で粗く潰したうえで、クリやトチなどの5種類の植物の葉でそれぞれ包んで3日間発酵させ、24日試食を行いました。
できあがった「ツルマメ」の「納豆」はアンモニアのような独特のにおいがあり、糸を引くことはほとんどありませんが、試食したメンバーによりますと食べたあとの香りは今の納豆に非常によく似ていて、予想していたよりもおいしかったということです。
グループでは今後、縄文時代の遺跡から発掘されたマメの遺伝子や土器に残されている菌などを詳しく調べることにしています。
中山客員教授は「納豆は日本人にとってなくてはならない日本食だが、起源はよくわかっていない。最新の科学を使っていつどの地域で発生したかを明らかにしていきたい」と話していました。