渋沢栄一の命日 埼玉 深谷で献花式 東京タワーライトアップ

11月11日は「近代日本経済の父」と呼ばれる実業家、渋沢栄一の命日です。
出身地の埼玉県深谷市にある渋沢の銅像の前で、献花式が行われました。

渋沢栄一は現在の深谷市に生まれ、明治以降、多くの企業の設立や育成に関わり、「近代日本経済の父」とも呼ばれています。
11日は没後91年にあたる命日で、JR深谷駅前にある銅像の前には地元の人たちや渋沢が設立に関わった企業の関係者などおよそ150人が集まって献花式が行われました。
集まった人たちは1人ずつ献花台に菊の花を手向け、静かに頭を下げてその功績をしのんでいました。
このあと地元の幼稚園児たちが、渋沢も小さいときから学んだという「論語」の一節を、元気よく披露していました。
地元の70代の男性は「今は社会情勢が混とんとしているのでいろいろな面で渋沢栄一翁の精神を受け継いで行動していきたい」と話していました。

「近代日本経済の父」と呼ばれ、新しい1万円札の肖像に選ばれた渋沢栄一の命日の11日、渋沢の功績に思いをはせようと東京タワーが藍色にライトアップされました。
ライトアップは「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一が初代会頭を務めた東京商工会議所が去年に引き続き、渋沢の命日に合わせて企画しました。
点灯式では、東京商工会議所の小林健会頭が「情勢が不安定な今こそ、渋沢の『逆境の時こそ力を尽くす』という精神を受け継ぎ、困難に立ち向かう人々を応援する意味を込めて未来につながる光を灯したい」とあいさつしました。
そして、渋沢の出身地の埼玉県深谷市がかつて藍染めの染料となる植物の「藍」の栽培が盛んで、渋沢の実家も藍染めに深く関わっていたことにちなみ、東京タワーが藍色にライトアップされました。
ライトアップは、11日いっぱい行われるということです。