神奈川県 感染者の病床確保 医療機関に86億円余を過大支出

新型コロナ感染者の受け入れのために病床を確保した医療機関に、神奈川県が国の交付金を少なくとも86億円余り過大に支出していたことが、会計検査院の報告などでわかりました。
算定方法などに誤りがあったことが原因で、県は病院と協議したうえで過大な支出分の返金を受けることにしています。

会計検査院が7日提出した昨年度の予算の検査報告書によりますと、新型コロナ感染者の受け入れのため病床を確保した医療機関に支払われる交付金で、全国であわせて55億円余りが過大に支出されていました。
このうち7割以上にあたる41億9624万円は、神奈川県が県内の8つの病院に過大に支出したものだったということです。
同様のケースがないか県が独自に調べたところ、ほかにも少なくとも11の病院に44億3121万円が過大に支出されていたことがわかったということです。
支出の対象となる病床や、金額の算定方法に誤りがあったということで、県は病院と協議のうえ、過大な支出分の返金を受けることにしています。
神奈川県医療危機対策本部室の足立原崇室長は「申請時の確認や、病院への説明が足りない点があったことは反省している。チェックを徹底し、再発防止に努めたい」と話していました。