「津波防災の日」で高台への避難訓練 神奈川 藤沢

「津波防災の日」の5日、神奈川県藤沢市の沿岸地域では大津波警報が出たという想定で、高台への避難訓練が行われました。

訓練は相模湾を震源とした地震が起き、大津波警報が出たという想定で行われました。
鵠沼海岸から200メートルほど離れた小学校の建物の中にある浜見保育園では、園児たちが机の下にもぐったあと保育士と一緒に屋上に避難していました。
小学校は津波避難ビルに指定されていることから屋上には訓練に参加した近隣住民も集まり、避難にかかる時間などを確認していました。
神奈川県の想定では、今回、訓練を実施した藤沢市の沿岸地域では最大で高さ8.8メートルの津波が到達するおそれがあるとされています。
3歳の子どもと一緒に訓練に参加した母親は、「初めての参加でしたが、場所が近いことも分かり良い経験になりました。日頃から備えることが大切だと思います」と話していました。
藤沢市防災安全部の斎藤隆久部長は、「大地震や津波はいつ起こるかわかりません。日頃から避難場所を知り、迅速に高い建物などに避難してもらえるよう訓練を継続していきたいです」と話していました。