特産のブランド米消費拡大へ おかず選手権開催 千葉 多古町

特産のブランド米の消費拡大につなげようと、千葉県多古町で、ごはんに最も合う「おかず」のレシピを全国から募り、最優秀賞作品を決める大会が今月開かれました。

千葉県多古町は、ミネラル分を多く含む土壌と豊かな川の水に恵まれ、米作りが盛んで、特産のブランド米「多古米」はもっちりとした食感としっかりした甘みが特徴です。
10年前からはその年の最もおいしいコメを決める大会も開いていて、生産者が競い合うことで「多古米」の品質に磨きをかけています。
さらに去年からは、「多古米」に最も合うおかずのレシピを決める「多古米おかず選手権」も開いていて、消費の拡大にもつなげようとしています。
エントリーは、自慢のおかずの写真とレシピを大会のホームページから投稿するだけで、ことしは全国から179の応募がありました。
書類審査と実食を経て、決勝に進んだのは10品のおかずで、その1つが隣接する成田市にある下総高校3年の高本理恵さんが考案した「ヤマトイモ焼売」です。
大好きなシューマイに、多古町で生産が盛んなやまといもを細かく角切りにして入れて、もっちりとした食感に仕上げたひと品になっています。
高本さんは、高校では「食物部」という部活動で料理に取り組んでいて、これまでその成果を発表する機会がなかったため、今回、挑戦することを決めたといいます。
高本さんは「やまといものほくほくした食感がおいしいです。オイスターソースで味付けもしているのでご飯に合うと思います」と話していました。
決勝は、町内の古民家を会場にして今月行われ、YouTubeで人気の料理研究家や地域の人たちなど、およそ150人の審査員が多古米を使った炊きたてのごはんとともにバラエティーに富んだおかずを試食しました。
審査員はひと品ずつ味わいながら、最もごはんが進んだおかずに丸をつけて投票していきます。
そして、結果発表は、出品した挑戦者たちがオンラインで見守る中で行われ、高本さんも高校の部室で、担当の先生とともに見守りました。
審査の結果、最優秀作品に選ばれたのは、やまといもを大きく長方形に切って豚肉でまき、甘辛いタレを絡めたおかずでした。
高本さんは入賞がかないませんでしたが、この経験を前向きに捉え、「残念でしたが、斬新なレシピもあって勉強になりました。多古町の食材のこともたくさん知ったので、これから使っていきたい」と話していました。
今回のおかず選手権に応募があった179品のレシピはすべて大会のホームページで公開されているほか、最優秀と優秀作品に選ばれたレシピは、今後商品化が検討されるということです。
審査員を務めた千葉県出身で料理研究家のリュウジさんは「多古米は自分も昔から食べていたおいしいお米なので少しでも多くの人に知ってほしい。おかずのレシピは誰でも見られるのでぜひ作ってもらい、多古米と合わせたらどんなにおいしいのだろうかと思いをはせてほしい」と話していました。