鉄道開業150年 外国人技師の墓に花を手向ける 横浜

東京の新橋と横浜の間に日本で最初の鉄道が開業して14日で150年になり、横浜市で鉄道の開通に尽力した外国人技師の墓に花が手向けられました。

横浜市中区の横浜外国人墓地には、鉄道の開通に尽力して日本で亡くなった技術者など、8人の外国人が眠っています。
そのひとりで、イギリス人技師のエドモンド・モレルは、当時、鉄道技師長として新橋と横浜の間の工事を指揮し、日本の鉄道の礎を築いたとされています。
14日は、横浜外国人墓地にJR東日本横浜支社の宮田久嗣支社長が訪れ、モレルの墓に花を手向けその功績をたたえました。
モレルは、開業する前の年に病気のため横浜で亡くなり、その墓は鉄道の歴史上、価値が高いものであることを示す「鉄道記念物」に指定されています。
宮田支社長は「先人が日本に鉄道を敷設しようとしていた時には、人々の生活を良くしよう、社会の発展に貢献しようという高い志を持って進められたのではないかと拝察しています。その魂を受け継き、私たちも、地域の人の重要なインフラの役目を果たすべく安全安定輸送に努めるとともにこれからも社会のイノベーションをけん引し続けたいです」と話していました。