妊娠中や出産後の体のトラブル 9割が経験

妊娠中や出産後の体のトラブルについて、さいたま市のNPOなどがインターネットでアンケートを行ったところ、回答者の9割が「腰痛」や「尿もれ」などのトラブルを経験していたことがわかりました。

理学療法士などでつくるさいたま市のNPO法人などは、ことし4月から5月にかけてインターネット上でアンケートを行い、出産経験のある6500人余りが回答しました。
それによりますと、妊娠中や出産後に体のトラブルを経験した人は91%にのぼりました。
このうち具体的な症状を複数回答で答えてもらったところ「腰痛」が最も多く、それぞれ妊娠中の70.6%と、出産後の63.6%を占めました。
また、出産後のトラブルでは「尿漏れ」が53.2%、「肩の痛み」が44.4%などとなっています。
症状があった人にその影響を聞いたところ、「育児に支障」が46.6%、「家事に支障」が43%で、「復職への不安」や「2人目の妊娠をちゅうちょした」という回答も20%近くになりました。
このNPOでは、母子手帳に母親の体のトラブルに関する項目を新たに加え、子どもの健診の時に聞き取りを行うなど、ケアを充実するよう国などに求めています。
NPO法人「リマインド」代表の河合麻美さんは、「つらい思いを周りに言えないという声も多い。すべての母親の声を聞き産後ケアのアドバイスや医療機関につなげてほしい」と話しています。