東京の老舗和菓子店社長 交通事故の際に暴言で辞任の意向示す

東京の老舗和菓子店の社長が、交通事故を起こした際に相手に暴言を吐くなどした動画がSNS上で拡散し、会社が動画の内容は事実だと認めて謝罪するとともに、社長は辞任する意向を示しているということです。

東京・江東区にある老舗の和菓子店「船橋屋」によりますと、先月24日、渡辺雅司社長の運転する車が、東京・千代田区の交差点で赤信号に気づかず直進し、右側から走ってきた車と衝突したということです。
SNS上では、事故のあと社長が相手の車の運転手に暴言を吐くなどした動画が拡散し、会社が確認したところ、社長の言動はおおむね事実だったということです。
会社によりますと、警察に届け出たうえで相手に謝罪し示談と和解が成立していて、社長は辞任する意向を示しているということです。
「船橋屋」は江戸時代から200年以上続く老舗で、「社長の事故と言動は、会社としても到底容認できるものではないと考えています。多大なご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」とコメントしています。