クルド人の難民認定について考えるシンポジウム 埼玉 蕨

「国を持たない最大の民族」ともいわれるクルド人の難民認定について考えるシンポジウムが埼玉県蕨市で開かれました。

このシンポジウムは難民申請を支援する団体がことし7月、札幌市内に住んでいたトルコ国籍のクルド人男性が日本で難民として認定されたことを受けてクルド人が多く暮らす埼玉県南部の蕨市で開きました。
団体によりますと、トルコ国籍のクルド人が難民として認定されたのは初めてだということで、はじめにシンポジウムにオンラインで参加した男性の代理人の山田幸司弁護士が「入管行政が変わって難民認定される人が増えてほしい」と今後に期待を示しました。
トルコでは分離独立を目指すクルド人の組織と政府軍の間で対立が続いていて、クルド人が帰国すれば身の危険があるとして難民申請してもなかなか認められないということです。
シンポジウムの中で難民認定されない在日クルド人の男性は「子どもは日本で生まれ育ちクルド語も話せず無国籍だ。家族の将来を思うと言葉にならない」と窮状を訴えました。
開催した支援団体の一つの温井立央代表は、「難民認定されず、生活の基盤さえ絶たれた状態の人が周りにたくさんいることをまずは知ってもらいたい」と話していました。