物価高騰 都内の大学 学食のメニュー3割引きで提供始める

食料品などの相次ぐ値上げを受け、都内の大学では生活が困窮する学生を支えようと学食のメニューを3割引きで提供する取り組みを21日から始めました。

東京・国分寺市にある東京経済大学では、この夏に学生に食生活に関するアンケートをしたところ、コロナ禍でアルバイト収入が減って食事がとれないとか、仕送りを受けられないといった切実な声が寄せられたほか、最近では長引く価格高騰で食事を一日1食に切り詰める学生もいるということです。
こうした状況を受け大学では、後期授業が始まる21日から、大学内の食堂のすべてのメニューを30%引きで提供することになりました。
食堂のディスプレーには、もとの価格から割り引きされた価格が表示され、かき揚げそばは352円から247円に、カツカレーは440円から308円などとなっていました。
昼時になると早速、多くの学生が食事を楽しんでいました。
からあげ丼の大盛りと小鉢2つ、それに豚汁を選んだ1人暮らしの男子学生は「これだけ豪華にして500円ちょっとだったので、ありがたいです。コロナ禍の休業で居酒屋のバイトに入れなくなったことがありました。生活費のなかで一番削るのが簡単なので食費で何とかしようと思ってしまうので助かります」と話していました。
大学では、これまでも100円で朝食を提供したり、食事のクーポンを配ったりして対応してきたということですが、厳しさが増しているということです。
東京経済大学の橋本博一総務課長は「学生たちがコロナで経済的に困窮しているところに、物価高が追い打ちをかけている状況があります。大学として経費はかかりますが、それ以上に経済的支援を直接、素早く実行したいと思っています。お腹いっぱい、バランスのよい食事をとってほしいです」と話していました。