物価高騰 生活が苦しい人たちの食料支援も困難に

生活が苦しい人たちの食料支援を行う都内の団体は、物価の高騰で十分な食料品を集めることが難しくなっています。

東京 八王子市の団体「すずらん食堂」は、自治体からの支援を受けて、生活が苦しい人たちを対象に定期的に無料で食料品を配ったり、無料で食事を提供する「子ども食堂」を開いたりしています。
しかし、物価の高騰で十分な食料品を集めることが難しくなっているということです。
7日、担当者が市内のスーパーへレトルト食品や加工食品を買い出しに訪れ、割り引き商品を選んでも予定していた量の半分ほどしか商品を購入できなかったということです。
団体は知人から野菜の提供を受けたり、食料品メーカーなどから賞味期限が近づいている食品などの提供を受ける「フードバンク」を利用したりして現状を乗り切ろうとしています。
しかし、「フードバンク」を運営する担当者によりますと、物価が高騰し始めたころから、メーカーから提供される食料品の量も減っているということです。
支援を受けながら4人の子どもを育てている女性は「コロナの影響で夫の仕事がうまくいかなくなり収入も半分ぐらいになった。それなのに、食費や光熱費はずっと高くて本当にきつい」と話していました。
また、コロナの影響などで長い間働くことができなかったという女性は「精神的にも支えてもらっていてこうした支援で助かってる人がいることをもっと多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
「すずらん食堂」の小林鈴子代表は「コロナや物価高の影響で支援を求める人が増えたが予算に限りがあるため、食料品をあまりたくさんは増やせない。ただ、生活が苦しい人たちのために活動しているので、ぜひ相談に来てほしいし、できることを何でもしていきたい」と話していました。