“イラスト入りごみ袋”をレジ袋代わりに 東京 日野市が実験

プラスチックごみの削減につなげようと、東京・日野市は指定のごみ袋にポップなイラストをほどこして市内のスーパーなどで販売し、レジ袋の代わりに使ってもらう実証実験を始めました。
この実証実験は日野市が大手スーパーやコンビニ、地元の大学などと協力して行います。

初日となる今月1日、市内のスーパーでは、市の担当者や学生たちが“レジごみ袋”と名付けた袋をぜひ使ってほしいと買い物客に呼びかけました。
ターゲットは、マイバッグを忘れたり、マイバッグに入りきらないほど商品を購入した買い物客です。
“レジごみ袋”を購入して商品を入れて持ち帰り、その後は指定のごみ袋として使ってもらえれば、レジ袋の使用が減り、プラスチックごみの削減にもつながる一石二鳥の取り組みになると市の担当者は考えました。
さらに買い物客が利用しやすいようにと工夫されたのが、袋のデザインです。
市が行った買い物客への聞き取り調査では、「デザインがよければ指定ごみ袋をレジ袋としても使う」と考える人が全体のおよそ60%に上っていました。
市は、地元の明星大学に依頼し、デザイン学部の学生たちが考えた15の作品の中から「日野市の花」や「日野市の木」にも指定されている菊の花や、かしの葉をポップなイラストであしらったものを選びました。
指定ごみ袋としての取り扱いなどが記された注意書きは袋の下の方に配置され、商品を入れて持ち帰る時には目立たないようにもなっています。
作品が選ばれた4年生の柳舜太さんは「プラスチックごみの削減につながってほしいという思いを込めて、一見するとごみ袋だとわからないような、かわいらしいイラストにしました」と話していました。
“レジごみ袋”のサイズはレジ袋として使いやすい10リットル、1枚あたりの値段は指定ごみ袋と同じ20円で、「イオンスタイル多摩平の森」と市内のセブン‐イレブンの各店舗で1枚ずつ、ばら売りで販売されます。
取り組みの初日、“レジごみ袋”を購入した20代の女性は「ふだんはマイバッグを持ち歩いていますが、忘れた時などに購入すればそのまま家でごみ袋として使えるので便利です。もう少し大きいサイズもあれば、もっと使いやすいと思います」と話していました。
市は再来年3月末まで実証実験を続け、市民などから集まった意見をもとに袋のサイズや販売のしかたなどをさらに検討したいとしています。
日野市ごみゼロ推進課の高尾満課長は、「あくまで基本はマイバッグの持参を呼びかけることですが、若い世代の柔軟なアイデアを取り入れたこの取り組みで少しでもプラスチックごみを減らすことにつなげたい」と話していました。