あきる野市長選 初当選の中嶋氏「議会の意見聞き合意形成を」

市議会が2回にわたり不信任を議決し、前の市長が失職したことに伴って行われた東京・あきる野市の市長選挙から一夜明け、初当選した中嶋博幸氏が「議会の意見も聞きながら物事を前に進められるように合意形成をしていきたい」と抱負を述べました。

あきる野市では、介護老人福祉施設の誘致への対応などをめぐり、ことし6月、村木英幸前市長が市議会から不信任を議決され、市議会を解散しましたが、翌7月の市議会議員選挙のあとの市議会でも再び不信任を議決され、地方自治法に基づき失職しました。
これを受けて、4日行われたあきる野市の市長選挙では、あきる野市議会の前の議長の中嶋氏が村木前市長らを破って初めて当選しました。
一夜明けた5日、中嶋氏は市役所で選挙管理委員会の委員長から当選証書を受け取りました。
このあと中嶋氏は「政治の空白を作ってしまったことは市民に申し訳なく思っている。議会の意見も聞きながら物事を前に進められるように合意形成をしていきたい」と抱負を述べました。
一方、市民からは住民の声を聞きながら政治を行ってほしいという声が聞かれました。
市内に住む50代の女性は「市長と議員が一丸でないことをすごく感じて、いらいらしていました。市の政策は進んでおらず、このままではいけないと思っていました」と話していました。
70代の男性は「新しい市長には、市民の声を代表した議員の意見も幅広く聞いてほしいです」と話していました。
30代の女性は「市長選挙の前には市議会議員選挙もあり、異常だと思いました。市民と市がコミュニケーションをとれることを期待したいです」と話していました。