ウクライナから避難のバレエ講師“とても長く 心失った半年”

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって24日で半年です。
ウクライナから都内に避難しているバレエ講師の女性はこの半年を「とても長く、心を失った」と振り返ったうえで、ウクライナへの支援を続けてほしいと呼びかけています。

ウクライナ人のユリーア・ヴェルランさん(34)は、首都キーウでバレエの講師をしていましたが、軍事侵攻を受けてことし4月に日本に避難し、東京・三鷹市で避難生活を続けています。
ユリーアさんはウクライナへの支援を募るため各地でチャリティー公演を重ねていて、先週は、東京・目黒区で開かれたウクライナを支援する催しにも出演しました。
ユリーアさんは侵攻が続く故郷を思いながら、ピアノの調べにあわせて鎮魂をテーマにした踊りを舞いました。
そして、毎日3時間勉強しているという日本語で自己紹介し、避難してきたことを伝えました。
都内に住む69歳の男性は「優美で伸びやかな踊りで、戦火を逃れてきたことがなかなか頭でつながらない。平和のために少しでも役に立てることがあれば支援していきたい」と話していました。
侵攻が始まってからのこの半年について、ユリーアさんは「心を失った半年でした。とても困難で、長い時間に感じられ、毎日、この現状とウクライナにいる人々について考えてきました」と振り返りました。
また、母親は今もキーウに残っていて、「今、ウクライナに安全な場所はどこにもなく、母親もあしたがどうなるか分からない状態です。ウクライナにいる人のことが気がかりでなりません。ウクライナにいる人の助けになるよう、チャリティー公演をもっと行いたい。すべての人に戦争が終わるように平和を祈ってほしい」と話していました。