都の待機児童 過去最少の300人 “保育所増や感染不安で”

東京都内で保育所などの空きを待つ「待機児童」はことし4月の時点で300人と去年より600人あまり減り、過去最少となりました。
都は保育所の数が増えたことに加え、新型コロナウイルスの感染への不安から入園を見送る保護者が増えたことを理由に挙げています。

都によりますと、都内の待機児童の数はことし4月1日の時点で300人で、去年の同じ時期と比べて669人減り、統計を取り始めた1970年以降、過去最少となりました。
これについて都は、受け皿となる保育所の数が増えたことに加え、新型コロナウイルスの感染への不安から入園を見送る保護者が増えたことを理由に挙げています。
市区町村別で、最も多かったのは町田市で75人、次いで国分寺市で25人、狛江市で18人と、これら3つの市を含む32の自治体で去年より人数が減りました。
都は「待機児童の解消を目指すとともに、さまざまなニーズに合わせて受け皿以外の子育て支援の整備も進めていきたい」としています。