東工大と医科歯科大 近く統合に向けた協議開始へ

東京工業大学と東京医科歯科大学の2つの国立大学が、近く統合に向けた協議を始める方針を固めたことが、関係者への取材でわかりました。
大学の国際的な競争力の向上が課題となるなか、理工学系と医療系でトップクラスの大学が研究力の強化を目指すものとみられます。

統合の構想が持ち上がっているのは、東京工業大学と東京医科歯科大学です。
関係者によりますと、2つの大学は、近く統合に向けた協議を始める方針を固め、選択肢として1つの大学になることや、運営法人のみ統合することなどを検討しているということです。
国は大学の競争力を高めるため、10兆円規模の「大学ファンド」を設立し、国際的にすぐれた研究成果を出すことなどを要件に、支援を受ける大学を年内に公募する予定です。
東京工業大学と東京医科歯科大学は、統合構想を進めるとともに「大学ファンド」への応募を視野に入れ、理工学や医学、歯学などの分野で研究力をさらに高める狙いがあるとみられます。
2つの大学は今後、学内での調整を進めて統合のあり方について検討していくものとみられます。
2つの大学はいずれも、研究力が国内最高水準だとして国が指定している「指定国立大学」のひとつで、10の大学しかない「指定国立大学」どうしの統合は、実現すれば初めてです。
統合構想について東京工業大学は「現段階で回答できる内容はありません」、東京医科歯科大学は「現段階ではお答えする内容はございません」としています。